沖縄のコンドミニアムでプチ移住体験

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コンドミニアム宿泊日記

はらぺこ裸族の沖縄探検

 

旅人: 茨城県からのご夫婦と小1長男・5歳次男・5か月ベビの三兄弟 ご一行
テーマ: はらぺこ裸族の沖縄探検
滞在日: 2010年 8月
(*) このお客様は旅の前半はリゾートホテル、後半はコンドミニアムにご宿泊されました。ですので、コンドミニアムをご利用になった旅日記は3日目からとなります。

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旅行計画

この春の、長男の入学にかさなった三男出産でおおわらわののちの五月のとある日、 ひさしぶりの無職家事育児生活に鬱々としていた主婦私は、夏の休暇旅行をどこにするか悩んでおりました。

ベビとやんちゃ坊主の組み合わせで何ができるかしら…どうせベビ連れなら飛行機代タダな遠出に… 男子は大自然に解き放つとして…大自然といえば北海道…でも長男は魚介が苦手…サカナ…お魚になれる海… 海外か…でも南国リゾートってゴハンまずくない?…子連れで安全とると沖縄あたり…ファミリーってばリゾホか… 高いなあ…えっしかも食事別でこの料金たかっ…海でだらっとしたいだけなの…ベビがいるとゆっくりゴハンは無理だよね授乳とかあるし… 市場とか外食とかあって…子どものびのび民宿的な…。

そんなかんじでネットサーフィンしているうちに「沖縄のコンドミニアム」という言葉に辿りつく。 「プチ移住体験」…沖縄に移住…鬱々とした日々に魅惑な響き。

旅行のテーマは「ゴハン」中心。主婦なら誰でも上げ膳据え膳願望。さらに安くて美味いのがいい。 まずいものに金が出せるかい。ほかのお宅はいったいどうやって旅行先を決めているのかしら?私は食いしん坊。 だから我が家はゴハンで決める。しかし安価で優れた料理を出すよい宿はそりゃそうだ固定客がつくとまず離れない、 ネットで情報が得られるところなんかは特にハイシーズンの予約はとれないよね。

今回、こちらを見つけたのは5月初旬。それでも8月前後には予約がいっぱい。アタリの匂いがぷんぷんするよ。 ゴハンはなくても市場があるね。宿泊料金やすっ。ゆいレールが見えるのか子どもが喜ぶね。きれいなリビング。 まあお花が。イケアのショールームみたい。まるで管理人付き別荘。

いっきに私のテンションはあがり、即こちらを予約、隙間2泊では物足りないのでほかの滞在先に沖縄の観光調査、 航空券の手配とともに旦那にその日程で休暇を取るよう命じ、息子たちには沖縄旅行へのイメージトレーニングを開始した。

朝早いよー飛行機乗るよー着陸ぐわーんだよー自分のリュック持てよー海きれいだよージンベエザメいるよー たくさんお泊まりするよーホテルでっかいよー目の前プールと海だよー高いマンション泊まるよーモノレール乗れるよー 豚うまいよーアグーだよソーキだよラフテーだよーニモいるかなクマゼミいるかなマブヤーいるかなキジムナーいるかな ヤンバルクイナいるかなーそれから昔戦争があってね…。

沖縄1日目

しかし旅行前につめこんだ遊びすぎがたたり、そしてまさかの風邪リレー。まず長男が発熱。翌日ケロリと治ってひと安心。 出発前日いやないきっとないあるかもいやあるベビの熱。羽田に向かう車中機嫌悪くて泣いている。それよか飛行機間に合う? 

平日の朝の東京はすごい渋滞。ラジオ「事故で混んでます」って、じゃいったいどこを通ればいいんですか。 つーか間に合わない!! でも子どもの手前、笑顔。冷たい汗。予約した送迎付きお安い駐車場は悔しいがキャンセルして空港前の駐車場に滑り込んだ。 非常なストレス。すごく疲れた。イキクルシイ。

とにかく間に合ってよかった。空弁買う時間なかったよお腹すいた。うちより遅い人けっこういたじゃん。 もうやだ東京。渋滞のばか。せっかくの旅行なのにさ。 お腹すいた。

沖縄は近かった。こら窓際は順番だぞー離陸だー街が見えるよー雲の上だージュース何にするーおやつ食べていいよーオムツ変えてくるー 島が見えるよーベルト締めてー耳が痛いーと言っている間に着いた。

沖縄ではまずレンタカー。Sクラスを予約しておいたら旅行目前で急に不安になった。うちは5人。チャイルドシートとかベビーカーとか入るの? レンタカー会社に訊いたら「入らないようでしたらタクシーをお勧めしております」ってレンタカー借りる意味ないじゃん! 

長男に「旅行の時くらいばあんと(お金)使おうよー」と言われて苦笑い。そうだね。SAクラスに変更した。 ちょっとの差で十分満足。最近のファミリーカーって広いのね。 車に乗ってちょっと落ち着く。狭いけど家族一緒。すぐに近くのモールに立ち寄りソーキそばを食す。 空腹だったのにうまいのかうまくないのか。とにかく腹は満たされた。

また渋滞。おい那覇。15年前とはまるで違うね。ええ私も変ったよ家族五人。なんて考えながらベビをあやす。 長男次男は無事に着いた安堵から眠っている。ハンドルを握る旦那さま。あたりには鮮やかな花が咲いている。 スコール降ったり。沖縄にきたんだ。。。。。。。

瀬底島をめざす。コンビニでシークワーサー味とタンカン味のジュースを買う。どちらも美味。でーじすっきり。 車窓から立派なお墓をたくさん発見。琉球王国の文化なのかしら。光も花も墓地も、本島とは違う。

やっとついた宿にささっと車を止めて荷物を放り出し、急いで水着に着替えて海を目指す。徒歩数分。あったよこれだよ青い碧いね透明の海。 「砂のレベルがちがーう!」と誰かが叫んでいたけど本当に。貝とサンゴの白い浜。

近かったけど遠かった。家族みんなで無事着いた。宿からおんぶしてきたベビが重いけど男子3人海に突進してはしゃぐ姿に母感激。 来てよかった。私は入れないけどさんぽしてるよ暑いけど木陰はいい風吹くよああいい気持ちだねえベビちゃん。 海水浴三昧の学生時代には予想だにしないこの気持ち。母になったのねえ。.....

そこへ黒くて大きな闘牛がさんぽに来た。なんてゆったり。牛もさんぽ、母もさんぽ。背中のベビに子守唄「島唄」を選曲、 わが愛しい3人と夕日のコントラストに完全に酔う私。

 

その晩の宿ゴハン。グルクンの空揚げにビビる長男、カツオの刺身に踊る次男。旦那さまと私はオリオンビールで乾杯。 島豆腐おいしい。屋上に上がると満月と星空、そして沖縄の風。ガラス窓に張り付くヤモリに喜ぶ子どもたち。 布団にのびのびして気持ちよさげに眠るベビ。熱も下がったみたい。よかよか。

 

沖縄2日目

食事もそこそこに朝もはよから再び瀬底ビーチへ。誰もいないよ一番乗り。 男子はビーチバレー、ヤドカリとカニ探し。私はベビおんぶでサンゴと貝を拾いまくる。

 

途中さっと雨が降る。急いで荷物置いたとこに戻ると濡れないところに移動されていた。 さらに脱ぎ捨てたビーサンたちはいつの間にかビニール袋に入れられている。 すぐそこの海の家で働くおばーたちがにこにこしている。さりげないやさしさがまぶしい。

  その後ちかくの美ら海水族館へ移動。ってびっくり。混んでいるのは分かっていたけど混みすぎでしょう。 魚より人のほうが多いでしょう。屋外の「オキちゃん劇場」を観たまではよかったけれど、屋内に入るともういかん。水槽に近づけない。家族が離れ離れ。ナポレオンフィッシュ面になる私。

 

こんなときはまずゴハン。ジンベエザメがいるとかいう巨大水槽前、 やはり混んだ店内に座るサラリーマン風男性2名発見。

食事終わりましたか混んでますね子ども3人もいて一人はまだ赤ん坊なんですでもええごゆっくり待ちますあちょっと子どもが的光線を放ち苦笑いのサラリーマン風男性2名のご厚意により早め座席ゲット、 家族を座らせて早めのランチ。オキナワも何もない、 ただの食糧。目前には活きのいい魚たち…。うまそうと思うのは私だけではないはず。

水族館と駐車場の往復には海洋博公園をちょっとだけ通る。あまりに強烈な日差しに散策の余裕はない。途中にあるミストに喜ぶわらばー。楽しそうな遊具も多数ある。 さすがの暑さにわが息子たちもあそこで遊びたいとは言わなかった。

ぬぬっ巨大な木。これががじゅまるか。がじゅまるでかい。沖縄の木はひらべったく葉が茂っていてわざと木陰を作ってくれているみたいだよ。 名前がわからない花もいろいろ咲いている。こんなに暑いのに。 暑いところには暑くても元気な植物がたくさんおられるのですね。

 

碧い海とサンゴの白浜、美ら海水族館という明確な目的はとりあえず達成したため、気分はニュートラルに。そしてベビの回復に安心した私の体調が崩れだす。 関節が痛い。ゆっくり風呂に入って感動のゴハンが食べたい。一路今宵の宿へ。車中またもこどもらは熟睡。リゾホストリートや観光地を横目に岬を目指す。

大きなホテルに到着。ベビを旦那さまに託してとりあえず大浴場に行く。ほぼ貸切。風呂っていいわあ日本人でよかった。血流がめぐりひとごこちつく。 部屋へ戻り、私とベビはひとやすみ、男子はホテル前のプールへ。

巨大な風車。ざわわざわわざわわ広いサトウキビ畑はあれ次の歌詞なんだっけ。岬に立つ灯台をみて記憶がよみがえる。 オヤココハ。シーズンオフの沖縄、友達と二人、喧騒の去ったリゾートホテル。 ケーキバイキングで自己最高記録21個を達成したその場所じゃあないか。

なんで沖縄に来てまでケーキバイキングしたんだろ。あれからなんと15年。胃も年をとった。去年やったバイキングじゃ5個しか食べれんかった。 それにしても私の記憶はいつだって食べることだなあと入道雲に笑う。

ホテルに併設する南国風居酒屋で夕食をとる。夕方の風が気持ちよくてプールサイドの席に座ったが蚊がいるので室内の席に移動。 よく冷えた店内とオリオンビール…のせいだけじゃない寒気。やはり具合がよくない。

昨夜飲みまくったさんぴん茶が腹痛もつれてきた。食後、リゾホならではプールサイドのお笑いライブに参加して楽しむ男子を残し、 部屋へ撤収。早かろうが健康第一ふわふわのベッドでベビと8時の就寝。

沖縄3日目

ホテルの売店で買ったスパムポークおにぎりとマブヤージュースとヨーグルトで朝食を済ませ、プライベートビーチへ行って愕然。

マリンジェットやバナナボート、カップルで漕ぐために作られた水上自転車?その他に轢かれて砂浜がごつごつに死んでいる。 貝はおろかサンゴなどひとつもないよ。

マリンスポーツなんてせんとも透明の海だけで十分贅沢じゃわい。ビーチベッドに横たわり花火とちっさい傘のついたカクテルとかはいったい必要なのか。 第一こんなにお店で囲ったら風が抜けないでしょう風が。せっかくの木陰はどうしたの。そして流すならハワイアンでなく沖縄民謡でしょう誇りを持たんかい誇りを。

ぶつぶつ勝手なことを思いつつ文明の自販機でアイスコーヒーを買って飲む。便利じゃん。 べビは眠り、どっかでクマゼミが鳴いていた。

 

ホテルをチェックアウトして灯台へ向かう。空の青に白い雲が眩しい。南国の光にやられつつ記念撮影ふてる子どもたち。疲れるから上までいかなくていいや、 という軟弱一家、さっさと引き揚げてブルーシールのノボリにふらふらと吸い込まれる。

今年の夏は暑くてアイスとスイカがうまい。このアイス屋さん珍しい種類が多くて悩んでしまう。 私は紅イモ味、次男お気に入りのシークワーサーとチョコミントダブルで、長男は大盛りのかき氷。みるみるとけてく早く食べないと。

 

ドライブがてらうるま市の海中道路に行ってみる。親の期待通りこどもらはまた寝る。日差しと水遊びと旅の疲れは昼寝でカバーしてね。 道端には選挙が近いのかたくさんのポスターがある。景観もなにもないが関東では見かけない名前がおもしろい。 コクワ?…コクバね、アゲハ?…アゲナか、クワガタ?…クワナだよね、夏の虫系だねカブトはいないかななどと、旦那と小さく盛り上がる。

見た目楽しげな船の道の駅に到着。覘くと土産物とレストランがあり入ることにする。 バイキング大人990円小人620円。座敷があり車中ぐずりぎみだったベビを寝かせるとのびのびが嬉しいのか機嫌がよくなる。 かりゆしを着た店員さんがあやしてくれる。沖縄の人は愛想がよくはっきりめの顔立ちのせいかベビはこちらの人によく笑う。

どれどれゴハンは。寿司やカレーもありこどもらは喜ぶ。ソーキそば、名も知らぬチャンプルー風のもの数点、サーターアンダギー、ぜんざい。 沖縄の庶民食に触れられた気がして嬉しい。

腹が満たされると土産を物色。その名もやってしまった「子宝ちん○すこう」というお菓子を発見、大声で復唱興奮するわが息子たち。 ちんすこうって琉球王朝の貴族の食べてた尊いお菓子じゃなかったっけ。琉球の威光はどこへ。

この先の伊計ビーチへの興味にちょっと未練を残しつつ宿へ行ってゆっくりしたいと言う旦那様によりそろそろ那覇へ向かうとする。 管理人さんに電話を入れておく。

使いづらいナビにもようやく慣れてきてスムーズにマンションに到着。すぐ前に巨大なニセがじゅまるに乗っかったレストラン?があり目立ちます。

旧式な我が家と違い最新式の素敵なマンションに一同感激する。これですね紅型の鍵袋、コケコッコのキーホルダー、お魚の玄関マットにイケアの品々。それにでっかいオーディオ、本もたくさん。

そしてお部屋からの眺望! スポーツマンの旦那さんは目前の広大な運動公園にうっとりしたり興奮したり。「下でサッカーできるじゃん!野球の試合も観えるよ!あそこにプールもあるんだね!」うちのわんぱく長男はあんただね。

 

マイホーム購入の条件のひとつに「広い公園のすぐ近く」という願望さえ掲げる夫はベランダでしばし疑似体験の妄想にふける。

 

管理人さんの話ではつい昨日まで沖縄インターハイであっち(野球場)もこっち(水泳場)も使われて賑わっていたとか。ほほう。あわよくばインターハイも観たかった。

管理人さんが去った直後、こどもらは次々にトイレへ。外出すると便秘がちなこどもたち。我が家に似た間取りや空気に安心してもよおしたようです(笑)。こんな遠くに来てほっとできるってすばらしい

「ここ僕の部屋ねー今日はここで一人で寝るから」と未だに添い寝大好きの小学生長男が軍港の見えるベッド付き個室で大はしゃぎ。そそくさとおやつリュックや水筒その他をこまごま持ち込んで次男と基地づくりごそごそ。

和室は広げた荷物が氾濫しているため、巨大なオーディオの前に涼しげな座布団とタオルケットでベビエリアを設けてやるとまたもやのびのびと熟睡。風が心地いいね。

 

日が暮れ始め、いい感じに涼しくなってきた。で、ゆいレールで国際通りにゴハンを食べに出動。

 

次男がマンションの下の植え込みにセミの抜け殻を発見クマゼミかないい土産ができた。

駅までのみちみち、ベビ連れで何の苦もなく、待ち時間もちょうど良く、すべて快適に国際通りへ。人ごみとショッピングが嫌いなこどもらを牽制しながら、土産物屋をちょっとのぞいてゴハン屋へ。あらかじめ目星をつけておいた「まんじゅまい」に行く。

赤ちょうちんのこなれた居酒屋。狭いけどお座敷があってメニューも雰囲気もいいかんじ。時間も早かったので待たずにちゃんと座れた嬉しい。

地元の方かと思いきや静岡からという親子3人がうちのベビちゃんと交流してくれている間、ごちそう沖縄料理をむさぼりオリオン生を飲む。するとおもむろに静岡息子さんがサンシンで演奏を始める。音色にベビごきげん。サンシンの生演奏すごい!はじめてみたうれしい!

さらにビールうまい料理うまい。おい息子たちこれがサンシンだ沖縄だ。沖縄にかんぱーい。いちゃりばちょーでー。にこやかなご夫婦とお兄ちゃん本当にありがとう

 

気づくとガイドブック片手のどうも似たような観光客が増えてきた。腹も満たされ酒と料理とサンシンに気分良好、夜も更けたのでサンシン一家に祝福あれとお礼と別れを告げて撤収。

地元の方に愛されそうないいかんじの店だったけど、る○ぶとかに載ると観光客だらけだなーでもいい店だった。旅行だからの子連れ夜遊びきもちいーけどもうか-えろ。

 

マンションに着いたら風呂と洗濯をすませてさっさと就寝。明日も海でお魚になろうね。 一人で寝るはずだった長男も気が変わり結局いつものように和室におふとん5人で雑魚寝。

沖縄4日目

朝食にご飯とスープを作る。コメ炊いて、鍋に水とコンソメと乾燥ワカメ入れて沸騰しただけ。これだけは持参したの。キッチンに米の計量カップが見つからず、コップで代用。炊飯の水は米の1.5倍で失敗なしね。知ってて良かった。昨日の帰りにコンビニで買ったふりかけと納豆でいただく。卵と豆腐と果物があればいいな。今晩買おうっと。

昨夜干しておいた洗濯物はいまひとつの乾き具合。那覇の風はしっとりなのね。そうそう、海外サイズのでっかい洗濯洗剤が置いてあって嬉しかった。「沖縄の水に最適!」との表記。へええ。持参した洗剤を使わずにすみました。

どうせ汗をかくしどうせ海に行くしどうせ裸族。ややしっとり気味のシャツをはおるとなんとなくちょっと沖縄にとけこんだ気になる。備え付けの便利ノートパソコンで調べた近くのビーチへいざ出発。今日は名城ビーチだ!

とその前に。こどもらのビーチサンダルとシュノーケルセットを買う場所を探す。現地調達も楽しいはずのはずがどこに売ってる?「道の駅いとまん」に寄るがしかし売っていない。昨日のホテルでは当然高かった。求むフツーのデザインとフツーの料金。ウロウロイライラ時は金なり。 そこへ見つけたホームセンター「かねひで」。まさにフツー。そこで望み通りに品ゲット、いざ海へ!

ネットによるとここは自然のビーチらしいよ木陰があって地元の人がバーベキューとかしたりすんだって私とベビも涼しいよねきっとお昼はカップラーメンとかあればいいねなどとのん気にべらべらしゃべっていた車内に暗雲。「ビーチ工事に着き閉鎖中」まじですかー。

近年の家族連れに優しいビーチへとかいう護岸工事はいかがなものか。海は波が楽しいの波に気をつけて身を守る術を学ぶの。最初行った瀬底ビーチ脇にもでっかいリゾホが建設中だったあれができたらあの美しい海も様変わりであろう。

そしてここにも商業化の波が。那覇市近郊数少ない自然ビーチの誇りは。沖にテトラポット埋めたりしたらまた潮の流れが変わるとかなんとか、よく知りもしないのに工事で波の消えた地元Aケ浦への不満も重なりまたもナポレオンフィッシュ化する私。

しかし海行くぞ潜るぞと車中にも関わらず先ほど買ったシュノーケル装着済みの息子たちに、必死に母の笑顔を作り、道中黙視素通りした「美々ビーチいとまん」への目的地変更を告げる。

ついてみたら「わ」ナンバーだらけ。大きな駐車場に数台ぽっちりの。砂浜に並ぶJ○Lツアーズのビーチパラソル。そばにそびえるホテル。

「手ぶらでリゾート空港から一番近い海とホテルで夏を満喫」キャッチがつくれた。見事な商業プレイだがしかたあるまいと愛息たちを海へ送り出す。ここならO洗と変わらないよせっかくの沖縄なのに残念。

白く固められた遊歩道はヒールで歩いたりバリアフリーかもしれんが太陽の照り返しが暑くて歩けたもんじゃない。白い砂浜を維持すべく草取りを行う地元いとまん婦人会(勝手に命名)暑いのにごくろうさまですでも浜には草がないと風で砂が飛ぶでしょう誰ですこんな都市計画たてたのはと心で意義を唱える。

日陰や涼風をつくるはずの木々も人工的にぽつぽつあるだけで意味をなさない。 仕方なくその小さな日陰を飛び渡り歩く。

さらに不快なことにハエがいる。人口ビーチの最たる悪行。こんなんでは観光客は全部離島か海外にとられてしまいますよ自然なビーチを求めて。BGMはやはりハワイアン。止まらない観光化の波に対する怒りの上を戦闘機が爆音をたててとおりすぎていく。

腹が立ったら腹が減ったのでそばの売店でいとまん婦人会の手作りというもずくのてんぷらを買ったところ美味だったので旦那さまにもうひとつ買っておいた。

おまけにせっかくのシュノーケルはこの海水浴場では禁止だと言われふてくされた長男は寒いしと言って海水浴から離脱気づくと曇り空、鼻をたらして満足した次男も上陸、この海から引き揚げることにする。

 

目的地だけ運転手夫に告げて車でうとうとしていたらぼちぼち到着の知らせ。目指すは公設市場。ここはどうやらやちむん通りという坂道で渋滞中。のろのろ動く車窓から店に並ぶやちむんをじろじろ物色。陶器好きな私は子どもと夫に手間がかからなくなったらぜひ再来したい。今回は我慢のドライブスルー

近くの駐車場に車を止めて市場へ向かう。南国特有のむっとする香り。商店街をひやかしながら市場へ入る。入口をはいるといきなり切断された豚がティアドロップのサングラスで歓迎。

とりあえず記念撮影。いろとりどりの魚やでっかいエビに巨大貝。さすが観光名所、それぞれわかりやすく名札が付いている。でも買って帰って調理するような腕もやる気もないからのぞいてまわるだけよ。

 

市場2階にあるアイス屋でまたアイスを食べる。本当はソーキそばがよかったけどまだ夕方だったのと旦那さまが喉の不調を訴え危険な体調だったので腹の虫は抑える。いよいよ風邪リレーのバトンが私から旦那さまへ。急ぎ大好物のじーまーみ豆腐とドラゴンフルーツ、それにぬちまーすという塩を土産用に数点買って車に戻る。

マンションに着いたら再び外出する気力はなさそう。それよか明日の飛行機大丈夫なの明後日から仕事だよ的猛スピードで坂道を転げ落ちる旦那さまの体調。たぶん高熱。持ってきた保険証はあなた以外のです。 まさかの最終ランナー今日の昼まで海水浴してたのに。。。。。

風邪を移し終え居眠りまでして復活かなり好調の私がハンドルを握りマンション近くのスーパーを探すと元気空回り、ナビと那覇市内の交通に振り回されぐるぐるどこにもつかない。あせる母。

やっと見つけた(そういえば宿泊体験日記に書いてあった)ジャスコに入って男子3名を車内に残しベビちゃんおんぶで那覇ジャスコを駆け巡る。まずはシークワーサージュースと3連ゼリーででーじすっきり、栄養つけなきゃ温泉卵、サラダの盛り合わせ(誰も食べてくれなかった)旦那の好物グレープフルーツ(喉が痛くて結局食べられず)じーまーみ豆腐(テンパって自分の好物を買ってしまう私)さらにレトルトパウチ温めるだけのソーキとラフテーを2袋ずつそうだオリオンビールオリオンビール。

明日の午前中には部屋を明け渡すため多すぎてはいけない足りなくてもいけない余って捨てるのはもったいないし病気の旦那と育ち盛りの息子たちが私を待っている主婦歴10年を問われる緊張の買い物でしたが結果はごにょごにょごにょ。

沖縄最後の夜は高熱にうなされる旦那さまを風呂に入れて、とにかく寝かせて、こどもたちの風呂と夕飯に荷物もあらかた片付けておかないと、明日の飛行機は遅刻したくない。お母さんは大変なの。明日大丈夫かしらくるくるくる~、と言っているうちに長男次男いつのまにか寝る。

おお勝手に寝た。大きくなったもんだ。ベビも状況を察し寝ているそれでは。ぷしゅ。ひとりオリオンビールで沖縄旅行に乾杯。

お部屋のオーディオ使ってみたかったな。「沖縄の家庭料理」「東京に住む沖縄人」読みたかった。グスクもウタキも行けなかったけど、まあいいさまた来るさ。てんやわんやだったがいい旅行だった。みんな大きくなったねもっと大きくなってくれ。

沖縄5日目

翌朝も旦那様は依然高熱。早期教育最終日くらいは世界遺産首里城見学と考えていたが今回はすべてあきらめよう。家族5人でゆっくりできたそれだけで価値がある。

冷蔵庫の食糧はできるだけ私とこどもの胃袋につめこみ残りはもったいないが捨てる。お部屋の片づけをして管理人さんにお礼お別れを言いチェックアウト完了。

そしてせっかくなのでマンション前の運動公園を子どもたちと探検してみるとなんといいところ。このコンドミニアムの素晴らしさを再確認、リベンジを誓う。

 

帰りの飛行機は昼過ぎだ。レンタカー返却まですぐそばのアウトレットモール「あしびなー」へ特に行きたくもないが行く。高熱のためあるのは気力だけ機能は歩行限定の旦那さまを気遣いつつつい湧き出そうになる買い物欲を理性でおさえる母。

ショッピングなんて道端の石ころ以下駆け回る息子たちを抑えるべくまたもやアイス屋に入る。アイスで釣る。沖縄最後のゼータクよ。安い定食なみのお値段のリッチなアイスを奮発。旅の金はかき捨て(涙)。ゆっくりしたがまったりしすぎるほどの余裕もなく時間になったのでレンタカーを返却しに行く。

旦那様はだてに日頃鍛えていない。高熱あっても自力で歩いて重い荷物まで持ってくれている。まあしかし3人も子どもがいるんだしそのうちの一人約9キロをずっとおんぶしている私はこれ以上持てないし、日頃せっせと鍛えている間に家事育児に汗して支えているのは私なのだから、頑張ってもらうより仕方がないと、優しい妻と冷淡な女が私の中でトーキング。

旦那様の会社の沖縄赴任中さわやかな同僚がわざわざ空港まで見送りに来てくれたが、昼食を共にする時間もないというこんなときにも、機内用にこんどこそうまいものをとぎりぎりまで空弁を選ぶ。誰も止められない、そうさ私は食いしん坊。食べることすなわち生きること。No eat no life。

だからこそ家族のビッグイベント最終日に熱を出すあなたと私の名コンビ。羽田についてからも東京は怖いから私は運転拒否の首都高を安全運転で乗り切り自宅まで無事家族を帰還させてくれた。旦那様どうもありがとう明日からも仕事がんばって。

しかし翌日も体調不良であらら休暇延長。長い家族の時間を過ごしましたとさ。

おまけ

夏休みも終わり家族みんな日常に戻り私はレポートを仕上げ旅行の復習。計画含めて三度の味わい。 那覇より暑い関東平野よ。熱風と湿度、納得できませんが生きていきます。

そしてマンション下の植え込みで拾った抜け殻、これも拾ったがちゃぽんのケースに入れてそっと持ち帰り、調べてみたらやっぱりクマゼミのでした。前足の間にツノ状の突起があるのが証拠だって。

すごくいいお土産になりました~。